自我

<blockquote> 　１. 延長するということが<strong>神</strong>の根本的性質の一面であり、<strong>神</strong>はそれを<strong>神の子</strong>にも授けた。₂創造において、<strong>神</strong>は<b>ご自身</b>を被造物たちへと延長させ、同じ愛に満ちた創造する<b>意志</b>を彼らにも吹き込んだ。₃あなたは豊かに満たされて創造されただけでなく、完全無欠なものとして創造されている。₄あなたの中に空虚さはない。₅<b>創造主</b>の似姿であるあなたには、創造する力がある。₆この能力は<strong>神</strong>の子供の本性に内在しているので、それが失われることはあり得ない。しかし、彼は投影することによってそれを不適切に使うことはできる。₇延長の不適切な使用がすなわち投影であるが、それは、あなたが自分の中に何らかの空虚さや欠乏が存在していると信じ、真理の代わりに自分の考えを用いてそれを満たせると信じているときに起こる。₈このプロセスは次のような段階を含む。 ₉第一に、<strong>神</strong>が創造したものを、自分自身の心によって変えることができると信じる。 ₁₀第二に、完全無欠なものを、不完全なものまたは欠けたところのあるものにすることができると信じる。 ₁₁第三に、自分自身を含む<strong>神</strong>の被造物たちを、自分が歪めることができると信じる。 ₁₂第四に、自分で自分を創造することができ、自分自身による創造の方向は自分で決められると信じる。 　２. これらの相互に関連した歪曲は、「恐れへの迂回」とも呼べる分離において実際に起こったことの概要を表している。₂こうしたことは、分離以前にはまったく存在しておらず、実際には今も存在してはいない。₃<strong>神</strong>が創造したものはすべて、<strong>神</strong>と同質である。₄<strong>神</strong>によって為される延長は、<b>父なる神</b>の子供たちが<b>父</b>から受け継いでいる内なる光の放出にも似ている。₅その真の源は内的なものである。 <cite>出典：奇跡講座　テキスト編 第二章　分離と贖罪　Ⅰ.分離の起源</cite> </blockquote>